ダイワハウスコンペティション告知ページ
太っ腹な人のように、度量が大きく大膽で心の広いことを住まいで體現すると、どんな家になるでしょうか。
今社會は、価値観や生き方が多様さを増している一方で、さまざまなルールが敷かれ、まわりの人と少しでも異なると生きにくい、窮屈で不寛容な狀況が少なからずあります。そこに風穴をあけるような、他者を拒まない寛容さをもつ家として、「太っ腹な家」をとらえてみてください。それは、日々変わる人の気分や変化に寄り添える許容力のある家であり、自らの思想をおもいきり表現し行動できる自由な家ともいえるかもしれません。
そんな寛大な家を考えることで、現在の社會や都市の中で家はどうあるべきか、この先の希望を見いだせる家を考えてください。敷地は架空でもリアルでも自由です。戸建て1棟、戸建ての集合、併用住宅、リノベーションなど、形式やプログラムは問いませんが、ひとつの家として必要な空間を提案してください。
既存の常識にとらわれず、太っ腹という言葉がもつユーモアや親しみを感じる家の提案を期待します。
座談會風景。左から、南川氏、堀部氏、青木氏、平田氏。
建築家 青木淳建築計畫事務所
東京藝術大學客員教授
朝起きた時に、「今日は昨日とは違う一日になりそう」と思える家はいいものですね。どんな1日なのか、どんな気持ちの1日なのかは、建築が決めることではない。でも、昨日とは違っていいんだよと背中を押してくれる感じが、太っ腹という言葉の根底にあるように思います。もちろん、これはそのまま案をつくるきっかけにはならない空間の質の話だけど、できあがった案を見て、そんな質があるかどうかで、案の良し悪しを判斷してもらいたいですね。
建築家 堀部安嗣建築設計事務所
京都造形蕓術大學大學院教授
ユーモアってとてもよいですね。太っ腹ということはある種の許容力だと思いますが、そもそも許容するということがいったいどういうことなのか、何かを許容するということは、何かを拒否することでもあると思います。開くということは、あるところは閉じなくてはいけない。選び取るということを考えて、その行為が伝わる表現をしてほしいと思います。
建築家 平田晃久建築設計事務所
京都大學準教授
「太っ腹な家」というテーマは形のイメージが湧いてしまう言葉でもありますが、「こうきたか」と驚かせてほしいし、納得させてほしい。そして、太っ腹な人は、正しい人というよりユーモラスな人ではないでしょうか。そういう太っ腹という言葉が持つニュアンスが表現されるとよいですね。
大和ハウス工業 上席執行役員
今の時代に求められる太っ腹さは、度量においても昔とは異なると思います。そうして今までの枠組みを超えてくるような、現代に求められる太っ腹な家を見せてほしいと思います。ぜひ夢のある提案を期待したいですね。