8月24日の厚生労働省の発表によると、2012年の認知癥高齢者が推計で305萬人にのぼることが分かった。これは、65歳以上人口の約10%を占める。
厚労省によると、従來の予想を上回るペースでの増加だという。03年時點での予想は10年で208萬人、15年で250萬人、25年で289萬人だった。しかし、10年9月の要介護認定に関するデータを基に推計しなおした結果、10年ですでに280萬人と予想の1.35倍となっていたことが判明。20年で410萬人、25年で470萬人に達するという。同省は、その原因について、「介護保険制度が普及し調査対象者が増えた」「高齢者の壽命が延びた」「病院で受診する高齢者が増えた」などと分析している。