このような狀況を背景に、2024年4月から働き方改革関連法により、自動(dòng)車(chē)の運(yùn)転業(yè)務(wù)について時(shí)間外労働の上限規(guī)制が適用されます。これによりドライバーの労働環(huán)境が改善する一方で、ドライバー不足のほか、今後國(guó)內(nèi)でトラック輸送している荷物の約1/4を運(yùn)ぶことができなくなる（※１）と考えられており、「2024年問(wèn)題」と呼ばれています。

　こうした問(wèn)題の解決に、幹線(xiàn)中継輸送が注目されています。幹線(xiàn)中継輸送は、一つの行程に中継地點(diǎn)を設(shè)け、複數(shù)のドライバーで交代しながら輸送する仕組みです。ドライバー一人當(dāng)たりの拘束時(shí)間が短縮されるとともに、荷主は労働環(huán)境を守りつつ、荷物を目的地に運(yùn)ぶことができると期待されています。

■SLOCとは

　SLOCは、荷物を積載する荷臺(tái)（コンテナ）部分が脫著できるスワップボディコンテナ車(chē)両を活用するとともに、QRコード（※２）を使ったコンテナ管理システムを?qū)毪工毪长趣?、複數(shù)の荷主と複數(shù)の運(yùn)送業(yè)者によって荷物を運(yùn)ぶ新しい輸送形態(tài)です。

　スワップボディコンテナ車(chē)両を用いることで、中継地點(diǎn)でコンテナを分離し、指定されたコンテナに載せ替えて目的地に輸送することができます。トラックの乗り換えや荷物の積み降ろしがないため、トラック同士が待ち合わせる必要がなく、柔軟な運(yùn)行スケジュールを立案でき、長(zhǎng)距離運(yùn)行を日帰り運(yùn)行にすることが可能となります。また、コンテナを分離できるという特長(zhǎng)を活かし、荷主が荷物の積み降ろしを行う「荷役分離」や、異なる荷主が同じコンテナに荷物を積載する「混載輸送」も容易になります。

　日帰り運(yùn)行や荷役分離が実現(xiàn)することにより、若手?女性?高齢者など様々なドライバーの活躍が期待できます。

■実証の概要

　本実証は、ドライバーの労働環(huán)境改善と輸送効率向上を目指し、スケジュール通りに運(yùn)行できるか、ドライバーによるコンテナの脫著オペレーションがスムーズに行われるかなど、社會(huì)実裝に向けた課題の抽出を行います。  

期間：2023年7月10日(月)から14日(金)

主な検証項(xiàng)目：

●1日6便(関西発3便/日、関東発3便/日)を運(yùn)行し、事前に合意したスケジュール通りに運(yùn)行できるかの検証

●中継地點(diǎn)に複數(shù)臺(tái)のコンテナが置かれた場(chǎng)合でも、ドライバーが間違えずに脫著できるオペレーションの確認(rèn)と課題の検証

●スマートフォンとQRコードを活用したコンテナ管理システムの利便性確認(rèn)

●複數(shù)荷主の貨物を混載輸送した場(chǎng)合の役割分擔(dān)や責(zé)任區(qū)分の確認(rèn)と課題の検証

SLOCの流れ（イメージ）

スワップボディコンテナの交換の様子

參加企業(yè)と役割：

※１.公益社団法人日本ロジスティクス システム協(xié)會(huì) 「ロジスティクスコンセプト2030」より。

※２.QRコードは、株式會(huì)社デンソーウェーブの登録商標(biāo)です。

＜各社のコメント＞

株式會(huì)社デンソー

　デンソーは、「環(huán)境」と「安心」分野における提供価値の最大化を通じ、人々の笑顔があふれる幸福循環(huán)社會(huì)の実現(xiàn)に取り組んでいます。業(yè)種を超えた多くの荷主企業(yè)の皆さまとともに、SLOCの社會(huì)実裝に挑戦し、働く人の労働環(huán)境を改善しながら、荷物を待つ生活者に荷物を?qū)盲堡搿赴残摹工饰锪鳏?、輸送効率の向上によるCO₂削減で「環(huán)境」に優(yōu)しい物流を目指します。また、將來(lái)的には、人?モノ?時(shí)間の最適化に向けて、量子コンピューティングや高度運(yùn)転支援技術(shù)を活用し、物流全體の自動(dòng)化を推進(jìn)していきます。

企業(yè)HP：https://www.denso.com/jp/ja/

アスクル株式會(huì)社

　當(dāng)社は2020年に定めたパーパス（存在意義）『仕事場(chǎng)とくらしと地球の明日(あす)に?うれしい? を?qū)盲本Aける?！护嘶扭ⅳ丹蓼钉蓼圣攻譬`クホルダーと共創(chuàng)し、荷主の立場(chǎng)から様々な社會(huì)課題への対応をすすめ、サステナブルなEC物流の実現(xiàn)を目指しています。これまでも、荷待ち?xí)r間の削減や荷量の平準(zhǔn)化など、物流環(huán)境の改善に取り組んでまいりましたが、本実証実験への參加を通じて中継輸送/共同輸送の可能性を模索し、今後も物流業(yè)界の皆様と共に、持続可能な物流網(wǎng)の構(gòu)築と働き手の環(huán)境改善に努めてまいります。

企業(yè)HP：https://www.askul.co.jp/corp/

エレコム株式會(huì)社 

　當(dāng)社は、IT周辺関連製品の開(kāi)発、製造、販売を行っており、現(xiàn)在東西の2拠點(diǎn)で物流センターを運(yùn)営しています。そのため、物流業(yè)界が抱える2024年問(wèn)題に対して非常に強(qiáng)い危機(jī)感を抱いている一方で、當(dāng)然のことながら1社のみの取り組みでは解決できない問(wèn)題だと認(rèn)識(shí)しています。この度、幹線(xiàn)中継輸送サービス「SLOC」の実証実験に荷主の立場(chǎng)で參加させていただきますが、ここで得られた知見(jiàn)やノウハウを業(yè)界內(nèi)でシェアリングすることで、物流業(yè)界全體の最適化に取り組みたいと考えています。 

企業(yè)HP：https://www.elecom.co.jp/

タカラスタンダード株式會(huì)社 

　今後、物流業(yè)界の2024年問(wèn)題をきっかけに、全國(guó)的な輸配送能力不足が予想される中、當(dāng)社も荷主企業(yè)として、輸配送を効率的に行うさまざまな手段の有効活用が必須と認(rèn)識(shí)しています?，F(xiàn)在、入出庫(kù)業(yè)務(wù)の高回転化を目指した設(shè)備導(dǎo)入によるトラック待機(jī)時(shí)間の短縮や、輸配送能力に合わせた出荷量平準(zhǔn)化の他、運(yùn)送事業(yè)者様のご協(xié)力の下、船や鉄道へのモーダルシフトなども含めた輸配送の多様化による対応力強(qiáng)化を進(jìn)めています。今回の幹線(xiàn)中継輸送サービス「SLOC」の実証実験も貴重な経験とし、多様化をさらに進(jìn)めてまいります。 

企業(yè)HP：https://www.takara-standard.co.jp/

三井倉(cāng)庫(kù)ロジスティクス株式會(huì)社

　弊社三井倉(cāng)庫(kù)ロジスティクスを含む三井倉(cāng)庫(kù)グループは、物流を通じてお客様のサプライチェーンサステナビリティの実現(xiàn)を支援する新たなサービス（三井倉(cāng)庫(kù)SustainaLink）を展開(kāi)しており、環(huán)境リスク?労働力リスク?災(zāi)害リスクに対応した幅広いメニューを提供しております。

本実証実験は、企業(yè)や業(yè)界の枠を超えての輸送最適化とドライバー労働負(fù)荷軽減の実現(xiàn)に向けた挑戦となります。今後更にAIやロボティクスなどの新たなテクノロジーの導(dǎo)入による輸送の最適化や自動(dòng)化に取り組み、物流という社會(huì)インフラの安定化に貢獻(xiàn)していきます。

企業(yè)HP：https://www.mitsui-soko.com/company/group/msl/

安田運(yùn)輸株式會(huì)社 

　安田倉(cāng)庫(kù)グループは、「健全な企業(yè)活動(dòng)を通じて、お客様、株主、従業(yè)員、地域社會(huì)の期待に応え豊かさと夢(mèng)を?qū)g現(xiàn)する?！工趣いU営理念のもと、「高品質(zhì)で安全なサービスの提供による最適な社會(huì)環(huán)境の創(chuàng)造」、「多様な人材がゆとりと豊かさを體現(xiàn)できる職場(chǎng)の実現(xiàn)」という重要課題（マテリアリティ）に取り組んでおります。 

　グループの一員である安田運(yùn)輸は幹線(xiàn)中継輸送サービス「SLOC」の実証実験參加を通じ、持続可能な輸送サービスの構(gòu)築やドライバーにとって働きやすい環(huán)境の更なる整備を目指してまいります。 

企業(yè)HP：https://ytsc.co.jp/

大和ハウス工業(yè)株式會(huì)社

　當(dāng)社は、全國(guó)にわたる営業(yè)ネットワークと開(kāi)発実績(jī)を活かして、中継輸送に適した土地の選定や先進(jìn)的物流施設(shè)の仕様を取り入れ、お客さまのニーズに応じた物流施設(shè)開(kāi)発を進(jìn)めています。また、2024年問(wèn)題におけるトラックドライバー等の人材不足への対応として、ダイワロジテックをはじめとするグループ會(huì)社およびパートナー企業(yè)とともに、物流業(yè)務(wù)の作業(yè)効率化、ロボットの活用による省人化やサプライチェーン全體の効率化?省エネ化にも取り組んでいます。今後も、物流DXや総合的なコンサルティング力を活用することで、物流業(yè)界全體の課題解決を目指してまいります。
企業(yè)HP：http://www.3384887.com/

【ご參考】

幹線(xiàn)中継輸送サービス「SLOC」の取り組みについて、デンソーウェブサイトDRIVEN BASEにて記事を掲載しています。ぜひご覧ください。