家づくりにおいて重要な収納計畫??爝mな暮らしをかなえるためには、
玄関、キッチンなど、各所に充実した収納が欠かせません。
そこで、プランニングの自由度が高い注文住宅の収納アイデアや間取り、
家の空間ごとの収納計畫のコツなどをご紹介します。
たっぷりの寫真付きでご紹介しますので、
ぜひ家づくりの參考にしてください。
Part1充実した収納が魅力の注文住宅

収納が充実しているリビングの事例
春日井xevo03展示場
おうち時間の快適さを左右する収納。やはり住宅購入検討者の多くが重視しているようです。
収納の充実 = 暮らしの充実

キッチン収納の事例
西神中央Σプレミアム展示場
大和ハウスが運営している家づくりの情報ポータルサイト「My House Palette」メールマガジン會員様に向けて、2024年に実施した理想の「収納」に関するアンケートにおいて、「建物や間取りで重視したいポイント」で第3位につけたのが収納でした。
住む人のライフスタイルによって、使いやすい収納の場所や數、広さは異なります。また、家族構成やライフスタイルの変化によってそのときどきで必要な収納は変わってくるため、將來の変化も考慮した収納計畫を立てることが大切です。
注文住宅で、充実した収納のある家に

布団も余裕を持って置ける収納スペースの事例
平沼xevoΣ展示場

可動棚の収納がある事例
平沼xevoΣ展示場
分譲住宅や規格住宅でも、住む人の使い勝手を考えて収納計畫がたてられているため快適です。
ただ、プランニングの自由度が高い注文住宅なら、間取りを検討する段階で、より暮らしに合った収納と、部屋にぴったりなサイズの造作収納を計畫することが可能です。家全體のトーンに合わせて、好みのデザインでの収納を実現できます。
Part2パントリーやファミリークローゼットなど、
注文住宅で人気の収納をご紹介
注文住宅ではどんな収納が実現できるのでしょうか。ここでは注文住宅で人気の収納をご紹介します。
パントリー

パントリーの事例
ウェルビーみのおTILE展示場
パントリーとは、キッチンやダイニングの近くに設置する収納のことで、食品庫とも呼ばれます。主にお米やパスタ、缶詰や調味料などの食品のほか、調理器具や食器、キッチンペーパーなどの消耗品をストックしておくことが目的です。人數が多いご家族や共働きの方におすすめです。
玄関からもアクセスしやすい位置に設けると、週末のまとめ買いの際や、お米?ペットボトルといった重いものを運ぶ際の負擔が軽減できるでしょう。
<パントリーのある建築事例?建築実例>
ファミリークローゼット
ファミリークローゼットとは、その名の通り、家族全員の衣類やバッグなどを収納するクローゼットです。出入り口が一つの一般的なウォークインタイプと、クローゼット內を通り抜けできるウォークスルータイプがあるので、間取りやライフスタイルに合わせて検討しましょう。
家族で共用するファミリークローゼットでは、各部屋からアクセスしやすい位置や、家族みんなが通る動線上に設けることがポイントです。

ファミリークローゼット(ウォークスルータイプ)の事例
水戸展示場
例えば、子ども部屋に収納を設けると狹くなる場合などに、必要な分の収納をファミリークローゼットに集約して、子ども部屋の居住スペースを確保することもできます。
また、集約すると家族全員の衣類をまとめて整理できるので、洗濯後、乾いた洋服を各部屋に運ぶ手間も省け、家事の時短にもなります。
<ファミリークローゼットのある建築事例?建築実例>
シューズインクローゼット(シューズインクローク)
シューズインクローゼットとは玄関に設ける収納の一つで、シューズインクロークやエントランスクロークとも呼ばれます。

シューズインクローゼットの事例
春日井xevoΣ展示場
その名の通り、靴を履いたまま出入りできる土間になっているので、ベビーカーやキャンプ用品、ガーデニング用品、小型の自転車など、外で使うものの収納にも便利です。
大容量でしまえるウォークインタイプや、玄関からシューズインクローゼットを通ってそのまま室內に入れる、ウォークスルータイプがあります。
<シューズインクローゼットのある建築事例?建築実例>
Part3収納を充実させた注文住宅の間取り3選
より暮らしのイメージが湧くように、収納を充実させた間取りをご紹介します。
1. 土間収納など大きな収納が各所にある間取り
<1階>
①玄関にはシューズボックスのほか、外で使ったものをそのまましまえる土間収納があります。玄関から洗面室、ファミリークローゼット、リビングへとつながる動線にすることで、帰宅してからリビングでくつろぐまでに荷物をしまい、手を洗って部屋著に著替えることができるため、リビングにコートやバッグを置いたままということも減りそうです。
②生活の中心となるLDKにも、適材適所で十分な収納を設置しています。特に、デッドスペースになりがちな階段下のスペースを、階段下収納として活用するアイデアが光ります。
<2階>
①2WAY動線のウォークスルークローゼットは、主寢室から入って衣類を取り出すことはもちろん、身支度をすませたらそのまま移動できます。大容量の収納なので日常的に著る洋服のほか、シーズンオフの衣類やアイテムなどもしまっておくことができ、居住スペースがすっきり片付きます。
②2つの洋室それぞれにもクローゼットが付いています。子どもが大きくなり洋服が増えてきたら、オフシーズンの衣類は1階のファミリークローゼットに収納するなど、使い分けることで、快適な暮らしができるでしょう。
2. ウォークスルータイプのファミリークローゼットがある間取り
①主寢室とLDKからアクセスできる大型のファミリークローゼット(ファミリークローク)には、家族全員の洋服や日常的に使うものをまとめて収納できるほか、子どもが普段よく使うものは個室にしまうなど、ライフスタイルに応じて使い分けることもできます。
②寢室には室內干し設備があり、洗濯物が乾いたらそのままファミリークローゼットに収納できるので、家事動線も短く快適です。

ファミリークローゼットのある事例
【収納上手な暮らし】
通り抜けできて更に便利なウォークスルークローゼット
3. パントリーなど家事関連の収納が充実した間取り
①キッチンでは、パントリー(食品庫)や、キッチン収納が手の屆く位置にあり、料理の効率を高めてくれます。

パントリー(食品庫)の事例
四日市展示場
②洗面室には、洗剤などのストック品だけでなく、タオルや肌著などもしまえる収納、室內干し設備があります。折り畳みテーブルなど作業臺を持ち込めば、「洗う?干す?畳む?しまう」を1カ所で行えるランドリールームとしても活用できます。

ランドリールームの事例
春日井xevoΣ展示場
③リビング?ダイニングには、物入やリビング収納を設けています。2カ所に収納があれば、ものをしまうことはもちろん、よく使う掃除機なども見た目すっきりに収納できます。
Part4注文住宅の収納計畫のコツを空間ごとに解説

キッチン収納の事例
久喜展示場
まずは家族それぞれの持ち物をチェックして、必要な収納量を把握することから始めましょう。持ち物のリストを作成し、しばらく使っていないものや不要なものは、思い切って処分してしまうことも必要です。
全體
収納を計畫する際は、使う物の近くに収納を設けることが一番のポイントです。家事動線や生活動線をイメージしながら、使用頻度などを考えて収納場所を決めましょう。將來の暮らしの変化を見據えて、余裕を持たせておくとよいでしょう。
収納內の計畫も大切です。何を収納するかによって、棚の數や高さ、奧行きを検討します。収納するものが変わることも見據えて、棚の高さを調整できる可動棚(イージークローク)などを採用すると便利です。

可動棚収納の事例
しまいごこちイージークローク進化する収納
また、収納スペースが、濕気がたまりやすい場所にある場合は、しまっている食品や衣類などが傷んでしまうことも考えられます。換気扇の設置や、除濕機を使うためのコンセントも用意しましょう。
造作収納を設ける場合は、部屋のサイズにぴったりに作ることはもちろん、ソファやテーブルなど、そのほかの家具と統一感を持たせることが大切です。そうすることで、見た目も機能も満足できる家づくりができます。
ここからは、空間ごとの収納のコツを解説します。
玄関
ベビーカーや外遊びのアイテムなど、家の中に持ち込みたくないものも収納できるスペースがあると、玄関はすっきりと片付きます。一般的なシューズボックス(げた箱)ではなく、靴のまま出入りできる土間タイプのシューズインクローゼットを設けると便利でしょう。
また、ジャケットやコートを掛けるスペースを設けると、帰宅した際に付著した花粉や汚れを、リビングや寢室に持ち込まずにすみます。

スロップシンクの事例
アクティブ土間のある家
大和ハウスが提案する「自分専用カタヅケロッカー」があれば、上著やバッグなどを家族それぞれが自分で管理することができるため、家事を家族みんなでシェアすることにもつながります。
そのほか、汚れたものを洗えるスロップシンクを設ければ、ガーデニングで手や道具に付いた土、ペットの散歩帰りの足などもキレイに洗えて便利です。
<こちらもおすすめ>
リビング
リビングは、読みかけの本やリモコン、特に子どもがいる家庭ではランドセルやおもちゃ、リビングで勉強した後のノートや鉛筆など、家族が集まり長く過ごす場所なので、どうしても散らかりやすくなります。急な來客時の片付けに困ったという方も多いでしょう。
リビング収納は、「隠す収納」と「見せる収納」をうまく使い分けることがポイントです。掃除機やこまごまとした日用品は扉付きの収納に。本や小物はオープン棚や飾り棚を設けて、インテリアとしても楽しめるようにすると、さらに居心地の良い空間になるでしょう。

収納が充実しているリビングの事例
萬代八千代の杜展示場

収納が充実しているリビングの事例
青葉の森展示場

タタミスペースの事例
春日井xevoΣ展示場
また、子どもが小さいうちは、収納付きの和室や小上がりのタタミスペースがあると、キッズスペースとしても活用できて便利です。遊んだおもちゃがリビングに散らかることも少なくなるでしょう。
<こちらもおすすめ>
キッチン
調理?配膳?片付けという一連の作業をスムーズにできるよう、キッチンには動線や作業頻度を考慮して収納を設けると家事がラクになります。例えば、調味料や調理器具、食器など、使用頻度の高いものは手の屆きやすい場所に置くとよいでしょう。
また、上記でご紹介した通り、ネットスーパーなどでまとめ買いしたペットボトルや常溫保存できる食材は、パントリー(食品庫)があると余裕を持って収納できるため、キッチンに収納を増やしたい場合はぜひ検討してみてください。

キッチンの事例
土岐 xevo Σ PREMIUM 展示場

キッチン収納の事例
ハウジングプラザ松戸

キッチン収納の事例
土岐 xevo Σ PREMIUM 展示場

キッチン収納の事例
キッチン?ダイニングは収納密度ナンバーワン、
わが家のコックピット
そのほか、リビングやダイニングから見えやすいオープンタイプのキッチンは、隠す収納を増やして見た目をすっきりさせたいという方も多いでしょう。ただし、その場合、よく使うものを取り出す際に、扉の開け閉めなどが増えるため、作業がストレスに感じてしまうかもしれません。そのため、動線や作業頻度を考慮した上で、隠す収納と見せる収納を使い分けることが大切です。
寢室
洋服だけでなく、季節の衣類や布団などを保管するためには、寢室には大きめのウォークインクローゼットなどが必要になります。
寢室にウォークインクローゼットを設ける際は、ベッドを置いても出入りがしやすいか、動線を考えて出入り口を考慮することがポイントです。また、寢室はプライベート空間のため、あえてウォークインクローゼットに扉を設置しない選択肢もあります。そうすることで、出入りがスムーズになる、開閉時のスペースを節約できる、通気性を高められるなどのメリットがあります。

寢室の事例

ウォークスルークローゼットの事例
土岐 xevo Σ PREMIUM 展示場

ファミリークローゼットの事例
しまいごこちイージークローク進化する収納
そのほか、寢室からだけでなく、子ども部屋や廊下からもアクセスできる位置に、ウォークスルータイプのファミリークローゼットを設けるのもおすすめです。家族の衣類などを1カ所にまとめて収納できるため、洗濯した衣類を各部屋に持っていく手間を減らせます。
洗面室?脫衣室
日常的に使う場所なので、使いやすさと片付けやすさがポイントです。歯ブラシやケア用品といったこまごましたアイテムから、洗剤やタオルなどの毎日使うものは手の屆きやすい位置に置きましょう。
掃除用品やストック品などの頻度の少ないものは収納量を優先するなど、それぞれの使用頻度に合わせて、収納を計畫することがポイントです。

収納が充実している洗面室の事例
土岐 xevo Σ PREMIUM 展示場
子ども部屋
子ども部屋の収納は、今後の進級?進學を見據えて計畫することが必要です。例えば、まだ小さなうちはリビングで遊んだり、リビング學習が中心だったりと、自分の部屋にはあまり収納を必要としないかもしれません。小學校高學年くらいになると、自分の部屋で勉強する機會も徐々に増えるため、収納が必要となってくるでしょう。
成長とともに洋服などのサイズや數も変わり、部活や趣味の道具なども増えていくので、子ども部屋を設ける際に、あらかじめ余裕のある収納スペースを考えておくとよいでしょう。

収納が充実している子ども部屋の事例
春日井xevoΣ展示場

間仕切り収納を設置した子ども部屋の事例
【収納上手な暮らし】
ライフスタイルにあわせた収納を住まい各所でプランニング。
小屋裏?ロフト
小屋裏のスペースは、暖房器具や扇風機などの季節家電や、クリスマスツリーなど、シーズンオフで使わないものの収納に向いています。ただし、建築基準法上「収納」として扱う場合、天井の高さは1.4m以下、床面積は直下階の1/2以下という制限がある點に注意が必要です。
出入りにハシゴを使う場合は、折り畳み式や取り外し式があり、どちらも使わないときは収納できます。ただし、上り下りに不安定なため、重いものや頻繁に使うものの収納には不向きです。固定階段を設けると安定した上り下りが可能ですが、その分の設置スペースやコストが必要になります。
※地域によっては固定階段の設置を認めていないケースもあるため、ハウスメーカーの擔當者と相談の上ご検討ください。
また、小屋裏やロフトは夏場に熱がこもりやすいため、換気扇を設けるなどを検討するとよいでしょう。

小屋裏収納のある事例
【収納上手な暮らし】
ライフスタイルにあわせた収納を住まい各所でプランニング。
その他(床下)
居住スペースを狹めずに収納スペースが確保できる方法の一つに、床下収納があります。例えば、キッチンには冷蔵保管の必要がない食材や調味料などのストック品から、備蓄品や防災グッズを長期保管するのにも便利です。また、小上がりやスキップフロアの段差を生かし、床下収納を設けることも可能です。
Part5充実した収納も魅力!
大和ハウスの規格住宅?セミオーダー住宅

フルオーダーの注文住宅ではなく予算を抑えながらでも、今のライフスタイルに合う収納で気持ちよく暮らしたい。そんな方に注目していただきたいのが、大和ハウスのセミオーダー住宅?規格住宅「Smart Made Housing.(スマートメイドハウジング)」です。
大和ハウスのSmart Made Housing.(規格住宅?セミオーダー住宅)とは?
プロが厳選した間取りや外裝?內裝、設備等の品質にこだわることができる自由設計と、価格を抑えることができる規格住宅、それぞれの良いところを取り入れた、新しい住まいの提案です。
注目したいのが、これまで大和ハウスが建てた何萬件もの家のデータベースから、直近2年の人気の間取りを厳選し、「いい家づくりのノウハウ」をパッケージ化した多彩なプランです。すべて大和ハウスの建築士によって考えられており、もちろん使い勝手を考え抜いた収納アイデアも満載です。
大和ハウスの注文住宅を契約された方の約半數が選んでいることからも、その魅力が分かるはずです(※2024年4月~9月現在)。
人気の大型収納がある間取りも豊富
厳選された間取りプランには、ファミリークローゼットやウォークスルークローゼット、土間収納、パントリーなども豊富にそろっています。子育て家族の暮らしにフィットする収納スタイルで、毎日を快適に過ごせるはずです。セミオーダー住宅であれば、間取りはもちろん、収納や動線をさらに自分好みにカスタマイズできます。
水回りの人気の設備が標準仕様
標準仕様で人気の水回り設備を選べるのも、選ばれる理由の一つです。システムキッチンは、LIXIL、クリナップ、トクラスなどの國內メーカーから、使いやすさを追求した収納が備わった商品をセレクトできます。さらに、セミオーダー住宅なら、アイランドキッチンやペニンシュラキッチンなど、理想の間取りにできるのも大きな魅力です。
2,000通りの間取りがすべて見放題!
家づくりを思い立ったとき、そもそも何から始めるべきか迷ってしまう方がほとんどでしょう。手軽に始めるなら、まずはいろいろな寫真や間取りを見て、「このデザインが好みかも」「この収納を使ってみたい」「こんな間取りもできるんだ」など、イメージを膨らませていくことが大事です。
大和ハウスのSmart Made Housing.(規格住宅?セミオーダー住宅)は、すべての間取りが見放題!2,000通り以上の豊富なプランを蓄積しているからこそ、ぴったりの間取りが見つかるはず!さまざまなプランを見比べて、自分らしい住まいのイメージをカタチにしましょう。
VRでよりリアルにイメージできるので、ぜひチェックしてみてください。
お話を伺った方
(株)佐川旭建築研究所 代表取締役
佐川 旭さん
1951年福島県生まれ。一級建築士、インテリアプランナー。 用と美を兼ね備えた作品を得意としている。住宅(これまで200軒以上を設計)、街づくり、公共建築などを中心に講演?雑誌執筆活動をする傍らテレビにも出演。