住まう
金沢
「新舊の魅力織りなす歴史都市」
鼓門(畫像提供:金沢市)
新舊の魅力織りなす歴史都市
日本海に突き出し、三方を海に囲まれた石川県の県都であり、北陸の文化?経済の中心地となっている金沢市。市南部は白山山系から連なる山地で、北部は日本海に面し、市街地には寺町臺(tái)、小立野臺(tái)、卯辰山の3つの臺(tái)地が広がっています。その間を犀川と淺野川の2つの河川が流れ、起伏に富んだ地形にはさまざまな自然があふれています。
市內(nèi)には、わき水が豊富で、約400年前に整備された辰巳用水をはじめ、「用水のまち」としても知られます。富山県境にまたがる醫(yī)王山(標(biāo)高939m)も身近な存在で、市街地には多くの公園や街路樹(shù)が整備されています。中核市としての都市の顔だけでなく、生活圏に水や緑と親しめる環(huán)境が豊富な點(diǎn)も魅力の一つです。
さらに、金沢は季節(jié)によってさまざまな表情を見(jiàn)せてくれます。市の木?梅がほころび、桜が咲き誇る春、積雪に備えた兼六園の雪吊りやこも掛けを施した長(zhǎng)町武家屋敷跡など、四季折々の“美”が暮らしに潤(rùn)いをもたらしています。
石川県地図と周辺地図
(畫像提供:金沢市)
ひがし茶屋街
金沢城(畫像提供:金沢市)
加賀友禪(畫像提供:金沢市)
金沢21世紀(jì)美術(shù)館(畫像提供:金沢市)
JR金沢駅
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ひがし茶屋街
金沢21世紀(jì)美術(shù)館
寺町鐘聲園
金沢プール
金沢港クルーズターミナル
大乗寺丘陵公園
太陽(yáng)が丘メタセコイア並木
中心部を流れる淺野川周辺の橋場(chǎng)町?卯辰山エリアでは、加賀百萬(wàn)石の城下町の風(fēng)情を色濃く感じられます。紅殻格子の町家がたち並ぶひがし茶屋街、川沿いに石畳の街並みが続く主計(jì)町茶屋街があり、一見(jiàn)さんお斷りのお茶屋文化が今も殘っています。蕓妓さんが稽古する三味線の音や長(zhǎng)唄がもれ聞こえてくることもあり、街中には金沢らしいしっとりとした情緒が漂います。また、茶屋街に隣接する尾張町?橋場(chǎng)町は昭和初期までに建てられたモダンな建造物が目立ち、ひがし茶屋街に続く卯辰山は約50の寺社が散在する寺院群。エリア內(nèi)には町家を生かしたカフェや飲食店なども多く、坂道や小路をぶらぶら歩きながら自分だけのお?dú)荬巳毪辘蛞?jiàn)つけてみてはいかがでしょう。
JR金沢駅から武蔵ヶ辻、オフィス街の南町を抜けて北陸一の繁華街の香林坊?片町へと続く中心部エリア。前田利家が金沢城に入城してから400年以上、金沢の文化?経済の中心としての機(jī)能を果たしてきました。兼六園や金沢城公園、長(zhǎng)町武家屋敷跡など加賀藩の歴史を伝えるスポットだけでなく、現(xiàn)代アートを発信する金沢21世紀(jì)美術(shù)館や若者でにぎわう竪町ストリートなど、金沢の“いま”を感じられる場(chǎng)所でもあります。場(chǎng)內(nèi)に一歩入るとにぎやかなかけ聲が響く近江町市場(chǎng)、街中にありながら昭和のノスタルジックな雰囲気の新天地商店街など、人情味あふれる金沢にも出合えます。
市街地を流れる犀川中流の左岸に位置するのが、野町?寺町エリアです。野町には出格子が美しい茶屋建築が軒を連ねるにし茶屋街があり、金沢市西茶屋資料館など茶屋文化に觸れられるスポットです。野町から寺町に広がる寺町臺(tái)には、約70もの寺社が集まる寺町寺院群が形成されています。數(shù)々のからくりが仕掛けられた通稱?忍者寺の妙立寺、國(guó)指定天然記念物の大桜が有名な松月寺など見(jiàn)どころは目白押しで、重要伝統(tǒng)的建造物群保存地區(qū)に選定されています。一方で、伝統(tǒng)的な街並みが殘りながらも観光地化されておらず、市民の日常が垣間見(jiàn)える落ち著いた雰囲気も魅力です。
JR金沢駅から一駅、東金沢駅を中心とした東金沢エリアは、さまざまな表情を持っています。國(guó)道8號(hào)沿いを中心にショッピングセンターやドラッグストア、家電量販店などの大型店が並び、市內(nèi)でも有數(shù)の商業(yè)エリアとなっています。エリア內(nèi)には高度な設(shè)備をそろえる総合病院などの醫(yī)療機(jī)関も充実。大學(xué)や高校も數(shù)多く、高齢者や子育て世帯が暮らしやすい住環(huán)境が広がっています。また、幹線道路から少し離れれば昔ながらの里山が殘っている點(diǎn)もエリアの特色。身近な樹(shù)木や草花に囲まれた都市緑化植物園「北部公園」では、季節(jié)の移ろいを感じる散策路を歩いたり、芝生でボール遊びをしたりするなど、たくさんの市民が思い思いの時(shí)間を楽しんでいます。
JR金沢駅の西側(cè)に位置する北西エリアは、市中心部から石川県庁舎が移転した2000年代以降に開(kāi)発が大きく進(jìn)んだ副都心です。県庁舎周辺には石川県立中央病院やショッピングゾーンが整備され、その周辺には新しい住宅地も造成されています。近年は金沢港がこのエリアに一層のにぎわいを生み出しています。大型コンテナ船に対応する大水深岸壁などの大型事業(yè)が行われ、物流の拠點(diǎn)としての機(jī)能が拡充。日本海側(cè)クルーズの寄港地としても人気で、日本海の白波をイメージした外観が特徴的な金沢港クルーズターミナルも誕生しました。“ひと”も“もの”も迎える新しい海の玄関口として活気にあふれています。
JR金沢駅から電車で3分、西金沢駅の周辺は香林坊?片町といった繁華街からも近く、かねてから多くの市民が暮らす居住エリアとなっています。さらに、金沢市街地だけでなく、隣接する野々市市へのアクセスにも便利です。野々市は若い子育て世帯を中心に人口が増加傾向にあり、ショッピングセンターや家電量販店、多彩なジャンルの飲食店などが並んでいます。エリア內(nèi)には市中心部と野々市、白山麓をつなぐ北陸鉄道石川線が走り、西金沢と市中心部や野々市を結(jié)ぶ路線バスの本數(shù)も數(shù)多く、アクセス性の高さも暮らしやすさに結(jié)び付いています。
金沢市中心部の南東に位置し、小立野臺(tái)地にある石引?小立野エリアは住宅街として知られます。近くには、多種多様な用の美を展示する國(guó)立工蕓館や、石川の美の殿堂?石川県立美術(shù)館、金沢で花開(kāi)いた能楽「加賀寶生」の拠點(diǎn)となる石川県立能楽堂などがあり、文化?蕓術(shù)の発信地です。南東エリアでは、金沢大學(xué)のキャンパス街として発展してきた杜の里も魅力的な地域です。山側(cè)環(huán)狀線が整備されたことで、市內(nèi)外への交通の利便性も格段に高まり、近くにはバーベキューや森林浴などが楽しめる奧卯辰山健民公園もあります。通勤?通學(xué)に便利で、自然に親しめる杜の里は住宅地としても人気のエリアです。
「誰(shuí)一人取り殘さない」を誓った持続可能な開(kāi)発目標(biāo)(SDGs)の推進(jìn)に、金沢市では市內(nèi)に拠點(diǎn)を置く國(guó)連大學(xué)サステナビリティ高等研究所いしかわ?かなざわオペレーティング?ユニットなどと連攜し、取り組んでいます。旗印の一つが「IMAGINE KANAZAWA2030」です。同プロジェクトは、2030年を目標(biāo)に市民?地域?NPO?企業(yè)?行政などがスクラムを組み、さまざまなアクションを進(jìn)めていくもの。SDGsを通して、市民一人ひとりが金沢の未來(lái)を考えるきっかけとなっています。
石川県立図書館
石川県立図書館
「加賀は天下の書府」。江戸中期の儒學(xué)者、新井白石がこう評(píng)するほど、金沢は古くから教育?研究に力を注いできた地域です。現(xiàn)在も金沢市とその周辺には大學(xué)?短期大學(xué)などが多く、石川県は人口當(dāng)たりの高等教育機(jī)関數(shù)が全國(guó)1位。人口當(dāng)たりの學(xué)生數(shù)も全國(guó)3位で、國(guó)內(nèi)有數(shù)の「學(xué)都」です。
2022年には開(kāi)放的な吹き抜け空間を本棚が取り囲む「石川県立図書館(愛(ài)稱:百萬(wàn)石ビブリオバウム)」が新たにオープンするなど、天下の書府としての機(jī)能はますます高まっており、恵まれた學(xué)びの環(huán)境が全國(guó)の學(xué)生を引き付け、次代を擔(dān)う子どもたちの成長(zhǎng)を支えています。
にし茶屋街
主計(jì)町茶屋街
にし茶屋街
金沢の魅力は、観光スポットだけで感じられるわけではありません。何気なく入ったお店で素?cái)长孰j貨を見(jiàn)つけたり、気の向くまま歩いた小路からの光景に心打たれたりするなど、住まうほどに新しい発見(jiàn)があることでしょう。加えて、歴史ある街並みを守り、未來(lái)につなげていくため、金沢市では景観の保全に注力。指定區(qū)域を設(shè)定し、周辺の街並みと調(diào)和した住まいの建て替えや修繕に対して助成制度を設(shè)けています。市民と行政が一體となり、美しい街並みを未來(lái)につなげています。
北陸新幹線
北陸新幹線
ワークライフバランスの充実がとなえられ、「働き方改革」が掲げられる昨今。テレワークや自由出勤の推奨など、新しい働き方が重要視されるようになりました。
首都圏と金沢を結(jié)ぶ大動(dòng)脈となっている北陸新幹線は2024年春、福井県敦賀市まで延伸する予定で、石川県內(nèi)全線開(kāi)業(yè)を迎えます。これにより、現(xiàn)行で約2時(shí)間30分かかっていた金沢-新大阪間が約2時(shí)間で結(jié)ばれると試算されており、関西圏との時(shí)間的距離がぐっと近づきます。將來(lái)的には大阪まで延伸し、金沢-新大阪間の所要時(shí)間は約1時(shí)間20分まで短縮される計(jì)算です。東京と大阪を結(jié)ぶ日本海側(cè)の中心として、金沢はより一層の成長(zhǎng)が期待されている都市と言えるでしょう。