coffee roastery & cafe fua (コーヒーロースタリー & カフェ フア)
食?趣味?娯楽
ロイヤルシティ宮城蔵王リゾート/2022.07.28
大自然の中で飲むコーヒーは、格別なものです。ロイヤルシティ宮城蔵王リゾートから程近い七日原(なのかはら)高原には、ロケーションとコーヒーの旨さが満喫できる『coffee roastery & cafe fua』があります。ここは、ゆるやかな坂の途中にある一軒家のカフェ。2,800坪にも及ぶ広い庭からは、宮城県で一番高い屏風岳(標高1,817m)が眺められます。
ここで提供されるのは、コーヒー豆の収穫から精製処理、運搬、焙煎、抽出まで、全工程を適切に管理されたスペシャルティコーヒー。一粒ずつ手摘みされた完熟豆の生豆を仕入れ、店主の杉目 覚(すぎのめ さとる)さんが店內で焙煎しています。スペシャルティコーヒーの魅力は、豆の処理方法と、焙煎方法の組み合わせによって、いろいろな味わいが楽しめるところだとか。チェリー(コーヒーの実)に皮がついたまま天日乾燥させたナチュラルタイプの豆は、淺煎りすると果実のような甘い香りと完熟感が楽しめ、また、皮を剝いた豆を発酵?乾燥させたウォッシュドタイプの豆は、淺煎りすると酸味が際立ち、深煎りするとチョコレートのようなビターな味わいになる…といった、杉目さんの解説にも引き込まれます。
(寫真上左)店主の杉目 覚さんは、日本スペシャルティコーヒー協會認定SCAJアドバンスド?コーヒーマイスター
(寫真下左)水はカフェのあるエリアだけに流れている、沢水を原水とした水を使用
(寫真右)コクと甘酸っぱさがクセになるアイスブルーベリーラテ
店內で提供されるコーヒーはフレンチプレスで抽出。フレンチプレスは、コーヒー豆の買い付け時の品質チェックで採用される「カッピング」に近い抽出方法で、豆本來の味と香りを感じられます。ここでぜひ味わってほしいのが、エスプレッソをベースにしたアレンジドリンクです。一度味わうと、コーヒー豆は「果実」なのだと、改めて実感できるマリアージュばかり。例えば、コスタリカ原産の中煎り豆のエスプレッソに、ミルクと自家製ブルーベリーシロップをブレンドした『アイスブルーベリーラテ』は、甘みがある中煎り豆のコクと、ブルーベリーのやさしい甘酸っぱさが互いのおいしさを引き立て合うコラボレーション。また、エスプレッソに炭酸水、蔵王産りんごジュースを加えた『アップレッソ』は、ペールエールのような華やかな香りとさわやかな後味が広がります。「ホットやアイスだけではなく、いろんなアレンジが広がるのも大きな魅力。スペシャルティコーヒーは面白いんですよ」と、杉目さんも目を細めます。
(寫真左)ラテやアレンジドリンクをつくるためのエスプレッソマシン (寫真右)落ち著きと開放感のある店內
若い頃からコーヒー好きだった仙臺出身の杉目さんは、各地でおいしいコーヒーショップ巡りを楽しんだといいます。沖縄で足繁く通った自然の中のカフェは特に印象的で、スペシャルティコーヒーと出會ったのもその頃。自分の店をオープンしてからは、ルワンダ共和國、ニカラグア共和國、ブルンジ共和國の農園にも訪問されました。
『cafe fua』ではコーヒーのほかにも、妻の恵さんが手がける、蔵王町産の野菜を使ったサンドイッチやスイーツもスタンバイ。落ち著いた店內で味わうのはもちろん、テイクアウトしてカフェの庭でゆっくりするのもおすすめです。開店當時に植えたヤマボウシやカツラ、エゴノキたちは、10年の時を経て周囲の森に馴染むほど成長。キツネやウサギが姿を見せる日もあるといいます。
「コーヒーという媒體を通して、いろんな年代の人と話ができるのが楽しいです」と語る、オーナーの杉目さんと妻の恵さん。コロナ禍を機に、おふたりの趣味に登山が加わりました。「山好きのお客さまも多いので、話が盡きないですね。私たちもミルやエアロプレスを持っていって、山でコーヒーを飲んでいます」。山コーヒーの様子はwebサイトでも発信中。杉目さんは早期退職後、大學院で食産業を専攻。現在、カフェ開業のサポートも手がけています
屏風岳[現地から約10.4km]
取材撮影/2022年5月30日
coffee roastery & cafe fua (コーヒーロースタリー & カフェ フア)[現地から約7.2km]