スタッフもはまる北東北 <十六羅漢像> じゅうろくらかんぞう
- 更新日:2011年04月11日
- カテゴリ:周辺情報
盛岡市內の茶畑児童公園(通稱:ラカン公園)にある『十六羅漢像』を見てきました
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『十六羅漢像』は盛岡市指定の有形文化財にも指定されており、盛岡市の七不思議の空間の一つとも言われております
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『十六羅漢像』は盛岡市指定の有形文化財にも指定されており、盛岡市の七不思議の空間の一つとも言われております

『十六羅漢像』は元々この地に宋龍寺があった所で、天保8年(1837年)に祇院寺の住職であった天然和尚が飢餓で餓死した人々を弔う為に南部藩に発願したものだそうです

『十六羅漢像』と『五智如來像』の合計21體の大型の石像で飯岡山から石材を切り出し、南部藩の御用職人が3年間で荒削りをし、更に運搬?仕上げまで合計13年間かかり嘉永2年(1849年)に竣工したと言われています

明治維新後宋龍寺は廃寺となり、同17年に建物も焼失した為、當時を語るものは21體の石像だけとなりましたが境內の一部は公園として整備されており市民の憩いの場となっているそうです

21體もの石像がある不思議な空間を見る為に早速出掛けてみました

公園敷地の東側にはまるである一點を全員の石像が見つめているかの如く整然と円形に石像が並んでいます

『ここは盛岡のパワースポットなのでは?』と勝手に思い込み円の中心まで足を進めます

丁度この日は雨が降っていましたが私が歩いて行くと不思議な事に雨が止んでゆきます

「これも、“私が何か持ってる”って言う事かな」と自畫自賛していると“ぬかるみ“に足を取られて滑り”すってんころりん“と転んでしまいました

「キビシーッ!!」と昭和ギャグを叫びながらゆっくり立ち上がると、手に何か持っていました

「私は”何か持っている“」


くじけない私は「これぞ石川啄木の”一握の砂“だ」とパワースポットの不思議な體験を私は體一杯に感じていました

まもなく北東北にも暖かい春がおとずれます

何百回、何千回と過ごして來たであろう、巖手の皆が待ちわびている春をこの『十六羅漢像』も待ちわびている様で少しだけ微笑んでいる様に見え、私も嬉しく感じました


<十六羅漢像> じゅうろくらかんぞう リゾートより約35km
※掲載の寫真は全て平成23年4月撮影
~ITO~