
山頂にて大パノラマの景色を堪能し、荷物を置いてある不動(dòng)平避難小屋に向かって下山を始めます。避難小屋ではちょうど男女6人のグループが休憩を終えて歩き始めるところでした。
山頂からのぞむ御釜湖と御苗代湖
「今日はこちらで泊まりですか?私たちは別の山小屋に泊まります、貸切で使えて広くて良いですね」

とのお言葉、「ええ???まぁ???」

と笑顔で答えますが???
時(shí)計(jì)を見ると午後4時(shí)、登山開始時(shí)から他の登山者たちの様子や反応からなんとなく感じていた違和感や不安が現(xiàn)実のものとして襲ってきました

。

7月の巖手の日沒(méi)時(shí)間は午後7時(shí)、
日沒(méi)まで約3時(shí)間しかありません。
現(xiàn)在地から登山口まで戻るには
コースタイム通りに動(dòng)いても4時(shí)間かかる計(jì)算です。
これでは明るいうちに下山できないではありませんか

。
さあ困ったどうしよう

?
① あきらめて山小屋に一泊する
② 他の近い登山口に下りてタクシーで車を取りに行く
③ 真っ暗になるのは午後8時(shí)なので、頑張って上り始めた登山口まで戻る
皆様はどれを選びますか?
ここで、私は無(wú)謀にも③を選びました

。
山小屋で一泊する為の裝備は何も持って來(lái)ていません、食料はなく

、水も殘りわずか


、寢袋はおろか保溫の為の毛布や緊急ブランケット等など何も用意していませんでした



。

帰り道は時(shí)間との戦いです

、登りでペースを上げすぎた私、足の太股の筋肉が悲鳴をあげています

。少しでも足腰の負(fù)擔(dān)を減らそうと高低差が少ない尾根沿いのコースを選びますところが???
尾根沿いのコース(鬼ヶ城コース)は
登山道の両側(cè)が斷崖絶壁
の険しいコース、ところどころ巖場(chǎng)に両手両足をついて上り下りするような場(chǎng)所もあります。
さらに、前を行く同行スタッフが何かを見つけて騒いでいます。道の真ん中になにやら動(dòng)物の糞が、『
熊、熊の糞です
』「ゲゲッ

出たか

」『近くにいますね~

』、ポケットから笛を取り出し吹き始めるスタッフ

、何をしているのか?とたずねると、鈴の音だけでは足りないので笛を吹いてより大きな音を出して熊が近づかないようにしているとの事。そういえば、彼のザックには鈴がぶら下がっていました。私は
熊鈴さえも持ってきていません
。

登りはあまり気にならなかったのですが、下りの濕った地面は靴のグリップが効かず滑り何度も転んでしまいます

、両手で體を支えられれば転ばなくてすむのに???

やはり
トレッキングポールは2本あったほうが良いです。
何時(shí)間歩き続けたのでしょうか、疲労はとっくにピークを超えて足腰の感覚がなくなってきました

。登りは常に前を歩き続けた私、下りは全くペースが上がりません、前を行くスタッフの姿が見えなくなり、なんとか追いつこうとするのですが足腰が言う事を聞いてくれません

。

日は山肌を赤く染めながら西に傾き、山の向こうに沈んでしまいました。わずかに殘る明かりを頼りに薄暗がりの山道をひたすら歩きます。
午後8時(shí)、リフトの上の駅に到著しました。汗と泥と草にまみれ地面に體を預(yù)けて橫になります

。
最後の水がとうとう空になりました

。あたりを見渡すと
真っ暗な闇です

、
登山道がどこにあるのかも全く見えません。
「あと、少しなのに???これじゃ
今日はここで野宿か?

」
網(wǎng)張スキー場(chǎng) リゾートより約39km
※掲載の寫真は全て平成22年7月撮影
~ITO~