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～宮城蔵王からこんにちは～

　　　　　　　　その６「　春が來た　」

　みなさま、こんにちは。

　３月になったなあと思っていましたら、春分の日も過ぎてしまいました。

暑さ寒さも彼岸まで、といいますが、確かにそれは言えてますね。昔の人の言うことは、まず間違いありませんね。

全國各地からの春のたよりが、テレビのニュースなどを通じてたくさん耳に入って來ていますもの。

　宮城蔵王の我が家の、冬の風物詩である北側の雪の山も、ほぼ消滅しました。　冬が終わった証明です。

雪の山はこんなに小さくなくなりました。

「春が來た！」

　確かに春は來たようですが、さて、人は、どんなことに春を感じるものなのでしょうか？

人によって感じ方はいろいろ違うとは思いますが、私の場合は、カレンダーが２月から３月に替わった時に、「春が來た。」と感じます。

というより、「春が來るぞ！冬は終わるぞ！」の方が正確かもしれません。

　たいていの北國に暮らす人達は、「春よ來い、早く來い。」と念じながら長い冬を過ごします。

３月の聲を聞くと、冬が終わるんだという実感が、ジワジワと湧いて來るのです。

平凡ですが、春を告げるフキノトウです。

　宮城蔵王の我が家周辺でも、雪が消えた後から、フキノトウが顔を出し始めました。

　フキノトウ、福壽草、つくし等々、春を告げる植物はたくさんありますが、野山で見つける植物達は、可愛らしいだけでなく、健気さをも感じてしまいます。

寒い冬に耐えながら、春になるのを待ち焦がれていたに違いありませんから。

　おや、「植物達だけじゃないよ！ボク達もだよ！」という抗議の聲が聞こえますね！

そうそう、鳥達を忘れてはいけませんでした。
　桜のたよりと同様に、ウグイスの初鳴きのたよりも、よく話題になりますものね。

田んぼなどの上空で、ヒバリもさえずりを始めています。

もうすぐ、森や林も賑やかになることでしょう。

蔵王のお山にも春が來た！かな？まだみたい???

　とは言うものの、蔵王のお山を眺めてみると、相変わらずの白銀の美しさを誇っています。

御釜に通じるエコーラインが開通するのは、まだ先、ゴールデンウィークのころですし。

　爛漫の春の訪れを楽しみにする一方で、蔵王のお山を眺めながら、行く冬を惜しむことにいたしましょう。

(寫真は平成30年3月撮影)