スタッフもはまる北東北 <勝源院の逆カシワ> しょうげんいんのさかさかしわ
- 更新日:2011年06月02日
- カテゴリ:周辺情報
巖手の紫波町にある『勝源院』と言うお寺に、変な“木”があるよ!という噂を聞きつけ早速出掛けてみます
。

『勝源院の逆カシワ』は4號線に面した國道沿いの紫波町內にあり、1929年(昭和4年)12月17日に國指定の天然記念物?植物に指定された、知っている人は知っているプチ有名な“老木”です

しかも“伝説”によると、昔、前九年の役の後、“源頼朝?義家”親子がこの“カシワの木”を植えたとも言われているそうです

私は北の鉄人もそうだった様に“伝説”という言葉の響きが大好きなのです

『勝源院』に著くと、お寺の構えはなんともしっかりしています

しかし、“逆カシワ”の姿がどこにも見當たりません「あれ~!どこにあるんだろう」とお寺の周りを行ったり來たりグルグル回ります

參拝に來ている檀家の方が「あの人は何をしているんだろう?」と不思議そうな目でこちらを見ています

ようやく張り紙を見つけると「何々~このお寺の裏手に“逆カシワ”あります~」謎解きをしている様な不思議な感覚の中、何とか辿りつきます

「おぉ~!これは??これは??」と見事な枝振りに感動してしまいます

枝張りは東西およそ27m、南北約24m、根本周囲4m50cmの“老大木”です

地上から出た幹は、すぐ4本の太い支幹に別れ、それぞれ地面を這うように伸びてから立ち上がっています

樹齢はおよそ300年程とされているそうです

普通のカシワと違い地面を這うように伸びている割に樹勢も旺盛で、異形のカシワとして貴重な物だそうです

この“逆カシワ”を見ると生命力の強さを感じずにはいられません「これは間違いなく“伝説”だなぁ~」と思いながら歩いているとお腹が空いて來て“逆カシワ”が何となく“太いうどん”の様に見えて來てしまいます

「うどん食べたい??」と獨り言を言いながら、近くの〔うどん屋〕を探しながら、紫波町の中を彷徨います

「私が伝説になるには、未だ未だ遠い道のりかなぁ~逆カシワが“うどん”になっちゃうんだからなぁ~」と思いながら、“逆カシワ”を後にするのでした



<勝源院の逆カシワ> しょうげんいんのさかさかしわ リゾートより約52km
※掲載の寫真は全て平成23年5月撮影
~ITO~