アスピーテ體験隊が行く『巖手山に登ってみよう【登頂編<反省編>】』
- 更新日:2010年08月16日
- カテゴリ:自然観察
午後8時、リフトの上の駅に到著、あと少し最後の下りを殘すのみです。ところが、ここでとうとう真っ暗になってしまいます
。

ぼんやりと浮かぶリフトの影、「これに乗って帰れたらどんなに楽だろう」などと考えますが、動くはずもありません

同行スタッフがザックの中をごそごそと何か探しています。
登山道が見えました!これでなんとか登山口まで下りられそうです

これがなかったらどうなっていた事か???
ライトをつけたスタッフのすぐ後ろを注意深く下りていきます。一つしかライトが無いので、自分の足元が良く見えません。ちょっとした段差を踏み外し、滑って転んでしまいます

最後の下りはかなりの急斜面、足腰の踏ん張りがきかず何度も転びます

「ここで、少し休憩しましょう」とのスタッフの聲、「ふぅ~助かったー」

下山後私が購入したライト、
首からぶら下げて使えるタイプです。
斜面に體を預けて、橫になります。見上げると満天の星空

「少しライトを消してみましょうか」、同行スタッフがライトを消すと???
あたりの草むらには無數の蛍の群れが飛び交っています。「なんて綺麗なのだろう???」

手袋は怪我防止の為、
指先まできっちり保護するタイプが必要です。
指先まできっちり保護するタイプが必要です。
スタッフが持っていた最後に殘ったペットボトルの水を分け合って飲みます、「水場で水を汲んでおいて良かったですね」

帽子も必帯!
ツバが広く全周にまわっているものがおすすめ、
黒や赤以外の色が蜂に攻撃されなくて良いです。
登山口の駐車場が見えてきました。「もう少しでコーラが飲める!あと少し!頑張れ!」と自分を奮い立たせます

そしてついにゴール!「無事に帰れて本當に良かった~!」

へとへとになりながら、自動販売機に向かい、コーラを買ってその場に座り込みぐびぐびと飲み干します。はじける炭酸が喉を潤し、その美味いことといったら!!





時計を見ると午後10時30分、なんと往復14時間もかかっていました。
熊との不用意な遭遇を防ぐため、 衣類は吸汗?速乾タイプが絶対おすすめ、
熊鈴などで音を出しながら歩き、 綿製のものは汗で肌に張り付き動きを妨げ、
人間の存在を熊に知らせましょう。 風があたると急激に體溫を奪われ、
低體溫癥で生命の危険が生じます。
あとがき
今回の登山はあまりにも下調べ不足、準備不足でした。そしてあらゆる事態を想定してもしもの時に備えておくことの大切さを學びました。
最終的に私たちを救ったのは、小さなLEDのライトでした。これがなかったら、道を間違えて遭難する可能性が充分にありました。
<1> 下調べは充分に、リフトの運行時間は日帰り登山を想定して組まれていません。
<2> 時間に余裕を持った計畫を、早朝に出発し午後早い時間に戻ってくる日程を組みましょう。
<3> 「三とう」を忘れずに、弁當?水筒(充分な水量)?電燈(電池とその予備)。
<4> もしもの事態にそなえて、雨具(カッパ上下)?非常食?緊急用ブランケットなどを攜行しましょう。
<5> 鈴?笛?ラジオで音を出して歩き人間の存在を知らせ、熊との不用意な遭遇を防ぎましょう。
私たちの失敗を反面教師に皆様の安全な登山にお役立ていただければ幸いです。

網張スキー場 リゾートより約39km
※掲載の寫真は全て平成22年7月撮影
~ITO~