驚嘆!圧巻の溶巖流「巖手山?焼走り溶巖流」
- 更新日:2009年06月29日
- カテゴリ:周辺情報
驚嘆!圧巻の熔巖流。
ここは十和田八幡平國立公園特別保護地區(qū)
『巖手山?焼走り熔巖流』 (リゾートより約9km)
ここは十和田八幡平國立公園特別保護地區(qū)
『巖手山?焼走り熔巖流』 (リゾートより約9km)
國道282號線を北上し、道の駅にしねを右手にみながら次の信號を左折し、國際交流村へと進みます。
ここは、キャンプ場や天文臺、溫泉施設などがあるアウトドアスポットです。ここのパーキングの南側に大きく広がっているのが「焼走り溶巖流」です。
巖手山の中腹、標高850mから1250mの噴出口から流れ出た溶巖が山肌を流れるままに固まったもので、扇狀に広がる溶巖帯は長さ約3km、最大幅約1km、全體の面積は約150ヘクタール、東京ドーム約32個分に及びます。

↑中腹から溶巖が流れ出た様子が良くわかります。
緑あふれる周囲とはまったく別の荒涼とした巖原には暗褐色の石塊かごろごろ不規(guī)則にころがり、表面に蘓苔類、地衣類が著生しているだけで、樹木はところどころ僅かに自生してるだけです。
噴火史の研究では溶巖が噴出したのは1732年の事だそうで、270年以上たっても風化が進まずに噴出當時の姿をとどめている事になります。

松の木が僅かに自生しています↑
観光地としてよく知られている淺間山の鬼押し出し園の溶巖流は1783年の噴出でできたといわれています。焼走りより50年以上も年代が新しいにもかかわらず、園內には巨木が育ち足元には低木が茂っています。富士山麓では有名な樹海を思いだしていただくと、溶巖流が風化し森になってゆくプロセスを連想していただけると思います。なぜ、焼走りだけこんなにも風化が進まなかったのでしょうか?

その秘密は??????
溶巖流の深さにあるそうです。
↑生命力あふれる松 (なにこれ珍百景でも紹介されました。)
鳥や風が草木の種を運び、溶巖流の上に落ちます。種が発芽する為には水分が必要ですが、多孔質の軽石のような溶巖が最大10mの深さで體積している溶巖流の上では保水力がほぼ0に等しいそうです。
また黒い溶巖が太陽熱を吸収し、夏場は表面溫度が40℃超え発芽しても成長するのが非常に難しいとの事でした。
見渡す限り溶巖の荒野の圧倒的スケールにはただただ驚き。なにか神秘的な雰囲気でもあります。

北東北の手付かずの大自然を體感できるスポットとして私も大好きなところです。 巖手八幡平におこしの際は是非お立ち寄りください!
宮澤堅治「鎔巖流」の詩碑
お問い合わせ/八幡平市観光協(xié)會 TEL 0195-78-3500
寫真撮影日 2007年11月