野を歩く
- 更新日:2009年07月29日
- カテゴリ:四季だより
ここ宮城県の蔵王町は交通の便が良く、東北自動車道を利用した関東方面からの旅行客も多い、避暑地となっております。今年はETC割引もありますので、蔵王の夏は一層の賑わいをみせるでしょう。
夏の香りが森の中を漂うころ???あれ?皆さんは、“冬の香り”や春、秋の香りを嗅覚で感じられることって、ありますよね(@@;)!?あるんです。ちゃんと。
???あ、そうですね、今、思いつきました。
今回の日記は、五感のことにテーマを置いて書こうと思います。
五感というのは、視覚、聴覚、觸覚、味覚、嗅覚のことですね。
視覚では、風景の若葉、濃緑、紅葉、木枯れ、といった色で季節を感じられます。聴覚では、鳥のさえずり、例えば営巣時期や巣立ちの鳴き聲に季節感があります。
觸覚は、少し微妙かもしれませんが、凹凸や肌觸り、溫かさや冷たさ、乾燥や濕り気で季節を感じ、味覚は季節の旬の食べ物から感じられます。
そして嗅覚。先の四つの感覚は、寫真や録音テープ、保管や保存で、四季のとらわれずに季節感を出すことができるように思うのですが、嗅覚だけは再現しきれないような気がします。
???あ、そうですね、今、思い出しました。テレビ番組で、鼻をつまんで物を食べると、名前を當て辛いこと!
風味という言葉があるように、旨味の部分は嗅覚が大きな役割をしているようです。
???あ、そうですね、今、食欲の話に脫線しそうになりました。
さてさて、夏の匂いは、野を歩いても感じられます。濃い緑色になった草の上を歩くと感じる草の匂い。照り付ける夏の太陽に焦がされた巖から昇る匂い。そして、今、宮城蔵王で真っ盛りの、山百合の匂いです。

▲平成21年7月撮影
時折、シャツの中をスゥ~っと吹き抜けてゆく涼しい風が、この夏の香りを運んでくれます。
???あ、そうですね、今、第六感というものが頭に浮かびました。
僕が御案內する森の中。たぶん、「この森に住んでみたいなぁ」と思われたひらめきが、第六感なのでしょう。
上手に鳴くようになったウグイスやヒグラシ。枝葉の擦れ合う風の音も、夏の香りを引き立ててくれます。
皆様の心の中に秘められた、第六感を呼び覚ます夏の日の森の散策。
どうぞ、ご遠慮なくお越しくださいませ~
ちなみに???私の體から常に、にじみ出ている汁(汗’’)も夏を感じさせてくれています。
えっ!?年中!!?????あ、そうでした。