こちらも負けず劣らずの桜吹雪で魅了!『一本桜』
- 更新日:2009年05月18日
- カテゴリ:四季だより
こちらも負けず劣らずの桜吹雪で魅了!
『一本桜』
2007年4月から、NHKで放送された朝の連続ドラマ『どんと晴れ』で一躍注目された小巖井の“一本桜”。タイトルバックに流れた美しい映像だけでなく、ドラマの中でヒーロー?ヒロインの重要なシーンには必ず露出されました。巖手山を背景に、鮮かな緑の牧場に1本、凜として立つ姿を一目見ようと、全國からお客様がどっと詰めかけました。
その人気は今でも衰えず、巖手の観光名所となっています。
全く同じようなシチュエーションの一本桜が八幡平にもあるのです。
焼走り熔巖流を観察後、西根方面へと下ります。途中、巖手山パノラマライン(名稱は公募、本年7月開通予定)の出入口を左手に見ながら進むことしばらく、上坊牧場の看板を目印に左折します。
およそ車で2〜3分。左前方に開けた草原にスクッと立つ、一本桜が見えてきます。初めて見た方は、あまりにも瓜二つの姿にきっと感動するはずです。
まずは、小巖井と八幡平の一本桜を寫真でご紹介しましょう。どうですか?見分けがつきますか?まるで裏焼きと見間違えるようですね。


※寫真撮影日 2009年4月20日
正解は、左が小巖井、右が八幡平です。
見分けのポイントは背景の稜線です。巖手山は、別名南部片富士ともいわれる様に、片方がなだらかな稜線となっているのです。盛岡の方からは右側、八幡平からは左側に見えるのですが、つまり、背景のなだらかな稜線が右なのか、左なのかなのです。小巖井の桜は右側に、八幡平は左側というわけです。ご覧のように枝振りも似通っていて、まるで鏡絵 を見ているようです。

※寫真撮影日2009年5月9日
今年はゴールデンウィーク後半に、満開となりました。
秀峰?巖手山を中に挾んで、北と南、表と裏に全く同じような一本桜が自生するという、なんとも不思議な光景、ぜひぜひご自分の目で確かめてみてはいかがですか。
この一本桜、春だけではなく、初夏の新緑、秋の紅葉、冬は純白と、四季折々多彩な顔を見せます。
こうした移り変わりに魅せられて、一年中観察に足を運ぶ熱心な方も少なくないとか。
カメラ片手に、キャンバス持參で、ぜひお出かけください。
所在地/八幡平市平笠地區(リゾートより約3km)
