『身投げ石あたりを釣る』~その1
- 更新日:2015年02月07日
- カテゴリ:探検
昨年秋の杵築帰省の折、ハゼレポートしようとして、
このあたりなら間違いなさそうと、試したポイントがありました。
『陸っぱり』シリーズの、ヨッちゃんさん?しょこたんさんの釣果が
素晴らしかったので、その報告を優先させていただきましたが、
『杵築探検』というコーナーの意味合からも、時期はズレていますが、
紹介いたしま~す
杵築の母なる川、八坂川の汽水域、錦江橋と広瀬橋の中ほどに、
言葉の響きからは、なんとなく、不幸な身の上つながりの、
何かの怨念が殘留していそうな名前の奇勝地があります。
リゾートから、JR杵築駅に行く、知る人ぞ知る最短コース上に
あるし、シジミのポイント近くでもあるので、
このいわれについて、調べたことがありました
■柵の左端が身投げ石、川の向こうが上流の広瀬橋で、
ヨッちゃんさん?しょこたんさんは、広瀬橋周辺でのハゼ釣り
でした。 シジミもしばらくトライしていませんが、うーん
今年はどうでしょう?
いわくありげなこの伝説ですが、一番よくできているのは、
フジパンさんのHPに、『フジパンとはぐくむシリーズ』の
『民話の部屋』というのがあって、日本各地の民話が、
ナレーションつきで、紹介されており、その中の大分民話の中に、
『木付八坂の莊(きつきやさかのしょう)身投げ石伝説』
がわかりやすく伝えてくれています。
食育は親心から、とも受け取れるほっこりとしたこのHPへ
のアクセスも、ご快諾いただいておりますので、
ぜひご覧になってくださいませ。
『フジパンとはぐくむ』:http://minwa.fujipan.co.jp/hagukumu/minwa/index.html
いわれをざっと要約しますと、天正年間、八坂の莊に、
岡の殿という豪族がすんでいて、その美貌の姫が不治の病に罹り、
手の施しようもなく、旅の僧に、深山幽谷に咲く黒百合の根を
煎じて飲ませるべし、と告げられる。
「黒百合を見つけた者に、姫を嫁にやる」とのお觸れをだすが、
誰も見つけることができない
最後に殿の愛馬の栗毛が手綱を振り切って、屋敷を出て行き、
黒百合をくわえて帰って來る
姫は治るのだが、相手が馬では、と嫁入りはなかったものとするが
姫に懸想した栗毛は、姫の若宮八幡からの帰り道、姫に詰め寄る。
姫は逃げ、いつしか巖の上に追い上げられる。
栗毛はなお一層、迫る。もはやこれまで、と、身を投じ、
栗毛も後を追った。
栗毛の蹄の痕が今も殘っているそうな。
というお話です
■栗毛の蹄の痕?7~8年前はそれらしく、くっきり見えていたの
ですが、日當たりの加減でしょうか、ちと不鮮明ですワ
次回に続く
★杵築リゾートの資料請求はこちら★

(平成26年10月撮影)
(杵築リゾートより約6km)