~宮城蔵王からこんにちは~ 「 春を告げるもの 」
- 更新日:2021年04月10日
- カテゴリ:オーナー日記
その79「 春を告げるもの 」
みなさま、こんにちは。
いつもより早く咲いた桜のあとから、待ちかねた春が今年も忘れずにやってきました。春ほど人々が待ち焦がれ、その到來を歓迎される季節もないでしょう。山の春は里よりも遅れてやってくるものですが、宮城蔵王リゾート界隈にも春はのんびりと訪れています。
前回、おなじみの釜房湖畔からの眺めを、前年の寫真を引っ張り出してご紹介しました。 今回は、正真正銘今年の桜とダム湖のコラボ寫真です。この時點で仙臺市では満開となっていましたが、蔵王をはじめこの川崎町釜房湖周辺でもまだ五分咲き程度。そのためか、予想していたカメラ片手の観光客もチラホラ見かけるくらいでした。
同じ釜房湖からですが、ちょっと場所を変えて蔵王方向を眺めてみました。釜房湖にかかる橋越しに眺めた蔵王です。同じ山の眺めですが、新鮮な印象です。いずれにせよ蔵王は雪を戴いてますが、冬の厳しさは薄れ山全體が優しさを帯びてきているように感じるのは、眺める人間の方の心持ちの変化のせいなのかもしれません。
釜房湖のある杜の湖畔公園にも近い、川崎町小野というところからの眺めです。「蔵王三十六景 龍雲寺」と書かれた立て札が立っていました。この奧にはお寺があるようです。蔵王三十六景に関しては、行く先々で見かけることが多かったのですが、基本的に蔵王の雄姿が眺められる場所を選定したものなのでしょう。機會がありましたら、蔵王三十六景巡りをしてみたいものです。
美しい蔵王の眺めの寫真を撮ろうとするとき、どうしてもいつもの場所に行ってしまいます。みなさまの方から、「ああ、いつもの絵葉書スポットね。」と言われてしまいそうです。ワンパターンで本當に申し訳ありません。でも、キレイですよね。やはり、ちょっと春っぽさを感じませんか?
こちらは、寫真の腕前はからきしダメな私にしては、「うまく撮れた!」と大喜びした一枚です。蔵王の我が家のウッドデッキ近くの1本の木に、夫が巣箱を設置したところ、シジュウカラのカップルが入居したのです。巣箱を設置しても必ず鳥たちが巣を作るとは限らないので、今年はラッキーでした。リビングでコーヒーなど飲みながら観察することができます。ご入居いただいたシジュウカラは、現在巣作りの真っ最中。たまごを産みヒナが孵ったら、ひんぱんに餌運びのため行ったり來たりで忙しくするはずです。楽しみがひとつ増えました。シジュウカラの來訪は、春を告げるもの、という話題の締めくくりににふさわしい、希望と楽しみに満ちたものになりました。
予想以上に長引いているコロナの影響。人間世界の閉塞感など自然界ではどこ吹く風、とばかりにいつものようにいつもの春がやってきました。今回使用した寫真はたまたま5枚とも令和3年度の初日、つまり令和3年4月1日に撮影しました。新しいスタートにあたりコロナの収束はもろんのこと、笑顔のあふれる1年になればいいなと切に願います。
※釜房湖:當リゾートより約22km
※龍運寺(川崎町小野)入口:當リゾートより約15km
寫真は令和3年4月撮影