~宮城蔵王からこんにちは~ 「 冬の散歩道 」
- 更新日:2019年11月30日
- カテゴリ:オーナー日記
その46「 冬の散歩道 」
みなさま、こんにちは。
師走を目前に控える時期となりました。冷え込む日が続き、晩秋から冬へ、季節は間違えることなく今年もやってきたようです。
蔵王だけでなく、仙臺でも初雪が観測されています。昨シーズンは、積雪が少なく、過ごしやすい冬でしたが、さて、今シーズンはどうなることでしょうか。積雪や凍結があると、散歩もできなくなりますので、今のうちにいつもの散歩コースをひとまわりしてくることにしました。そこで頭に浮かんだのが、「冬の散歩道」という曲です。
歩き始めてみたら、林の中に、思いのほか紅葉の名殘が多く殘っていることに気づきました。視界に、オレンジ色の世界がパーッと入ってくるのです。冬枯れ色の中の散歩になると思っていたので、嬉しい誤算です。
さて、「冬の散歩道」。サイモン&ガーファンクルという、1960年代に活躍したアメリカの男性二人組の曲です。たくさんのヒット曲がありますが、映畫好きの私が初めて彼らの曲に出會ったのは、映畫「卒業」のサウンド?オブ?サイレンスでした。その後、彼らの曲を好んで聞き始めることとなり、「冬の散歩道」はその中の1曲であったというわけです。
林の中の木々は葉を落とし、冬の寒々しい景色が広がっているはずですが、ご覧の通り、意外と明るい雰囲気です。葉っぱたちは、枯れた茶色にならないように踏ん張ってオレンジ色をキープし、美しいままに葉を散らせているようです。この時期にしては十分に美しい林の中を歩く私の頭の中では、「冬の散歩道」の曲がエンドレスで流れます。
自然は、同じ景色を2度と作らない、ということは百も承知のつもりでしたが、ホントだなあ、と改めて感じたのが、このいつもの苔の道。昨年同時期にもご紹介しているのですが、昨年は、道路面が見えないほど落ち葉が敷きつめられていたのです。毎年、違うんですね。當たり前のことに今更気づかされました。
それにしても、「冬の散歩道」、靜かさを感じさせる題名のわりには、けっこうアップテンポの元気がでるような曲調であるのが、なんとなく不思議です。
私のいつもの散歩道は、「ActiveRezorts宮城蔵王」を中心にしてぐるりと回るコースです。休憩したり、飲み物やおやつを購入するために、散歩中一度はホテルに立ち寄ります。そしてこのたび、立ち寄り場所が一か所増えました。宮城蔵王リゾート現地販売センターの事務所がリニューアルし、同時に別荘所有者等を対象とした、オーナーズサロンがオープンしたためです。案內をいただいていたので、さっそく表敬訪問をいたしました。外観を眺めたところ、あまり変わった感じはしません。中に入ってみましょう。
訪れた日は、冷たい雨が降る寒い日で、ストーブの暖かさがふんわりと迎えてくれました。以前に比べると、確かに明るく柔らかな雰囲気ですし、もう少し手を入れるということですので、サロンの名に恥じない、オーナーさんたちの憩いの場所になることでしょう。「自由にご利用ください。」とのお話ですから、いろんな使い方ができそうです。この日は、淹れたてのコーヒーと、こちらも以前にご紹介した、川崎町の「イーレ!はせくら王國」特製の高級チョコレートをごちそうになりました。帰りには、ダイワハウスが栽培を手掛け始めたという、「ミニ胡蝶蘭」をお土産にいただくというおまけ付きです。
家への帰り道、ホテルの植え込みの桜の木が、寒そうに小雨に揺れていました。そういえば、「真冬の帰り道」という曲もありましたね。ザ?ランチャーズ、という日本のグループの1967年の曲といいますから、こちらも相當古いです。
それはさておき、「冬の散歩道」です。
あとから和訳された歌詞を調べたところ、人を勵ますような內容の歌でした。
曰く、
落ち込んだとき 周りを見渡してみろ
自分の心のように 冬の空はどんよりした灰色さ
自分を見失わずにやり直すんだ
冬はやがて明るい春になるのさ
希望を失わないで 前に進むんだ
冬のイメージに合わない感じの、アップテンポの元気な曲調にも納得、の歌詞です。いわゆる、元気をらえる歌でした。
この曲は、當分私の頭から離れることはなさそうです。
(寫真は令和元年11月撮影)