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～宮城蔵王からこんにちは～　その８

　　　　　　　　その８「　芽吹きの季節　」

　みなさま、こんにちは。

　待ちに待っていた桜も、あっという間に通り過ぎ、５月ももうすぐです。

蔵王の我が家周辺も、春真っ盛りを迎えています。
　確かに我が家周辺は春真っ盛りではあるけれど、さて、お山の様子はどうだろう、と考えました。

　そこで、夫と２人でドライブがてら、お山に行ってみることにしました。

　蔵王の御釜に通じる「蔵王エコーライン」のルートです。

　まだ冬季間の通行止め中なので、途中までしか行けないのですが、とにかく春の訪れを確認してこよう、と出かけました。

　　　　滝見臺から眺める三階ノ滝。

　走り始めてすぐに気付いたことがありました。

　「蔵王エコーライン」は、まだ開通していないのに、意外と通行車両が多いな、ということです。

　途中、滝見臺というところに立ち寄った際も、車が止まっていましたし。

　ここから眺める滝は、三階ノ滝と名付けられており、全國の滝百選にも選ばれています。
　しぶきをあげて三段階に流れ落ちるさまは、実に豪快です。

と同時に飛び散るしぶきには、絹のような繊細さも感じます。

滝の周りの木々は、まだ冬色で寂しい印象ですが、新緑に囲まれる日は、そう遠くないでしょう。

すみかわスノーパーク付近の雪景色。

　宮城と山形を結ぶ「蔵王エコーライン」は、まだ冬季閉鎖中なのですが、今年は、４月27日に開通とのことです。

　閉鎖中でも、すみかわスノーパーク付近まで行くことができました。それがこの寫真です。こんな感じで雪が殘っていました。

　エコーラインが開通すると、この先では雪の回廊が見られるんですよ。　とても楽しみです。

ヤドリギを見つけました。

　さて、この先にはまだ行けませんので、Uターンして戻り足です。

　山を下るにつれ、枯れたままに見える木々に、実は小さな葉っぱが芽吹き始めているのに気が付きました。

小さな小さな葉っぱ達です。

緑色を発する前の、表面に綿毛を含んだような白っぽさ。

芽吹きの季節の山々は、ボワーンと膨らんでいるように見えてきます。

そして、おひたしにして食べられそうな柔らかな緑色に変化し、やがて、あの新緑の瑞々しさへと成長していきます。

柔らかな葉っぱ達、遅咲きの桜。

　冬を靜かに耐えていた道路脇の木々は、今、芽吹きの季節を迎えています。
　遅咲きの桜が花を添えて、まさに早春の風景そのもの。

　新緑萌える季節が、今年も忘れずにやって來てくれるようです。

※滝見臺　當リゾートより約5.1ｋｍ
※すみかわスノーパーク　當リゾートより約10.4ｋｍ
（寫真は平成30年4月撮影）