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～宮城蔵王からこんにちは～

　　　　　　　　　その４「　雪の１日　」

　みなさま、こんにちは。

寒かった今年の冬も、ようやく終わりを告げる兆しが見え始めた今日このごろ、
いかがお過ごしでしょうか。

　北國に住むものは、ひときわ春の訪れを待ち焦がれているものですが、蔵王の我が家の周りには、まだまだ雪が殘っています。

　　我が家の北側(cè)の様子。

　前回も觸れましたが、宮城蔵王は北國とは言え、豪雪地帯ではありません。
　豪雪地帯ではありませんが、それなりに雪は降りますし、積もります。

　そのため、我が家を建てるにあたり、ある程度の雪対策を行ないました。

寫真を見て気付かれたことと思いますが、我が家では、屋根を南側(cè)から北側(cè)に大きく傾斜させています。

冬期間、屋根に積もった雪は、ドドドッと北側(cè)に滑り落ちます。

滑り落ちた雪は少しずつ少しずつ成長し、２月ころは寫真のとおり、一部で約２メートルの高さになっています。

北側(cè)の雪の山は、我が家の冬の風(fēng)物詩です。

　　林越しの冬の太陽。

　冬期間のリゾート地の過ごし方といえば、ウィンタースポーツが一番に挙げられるかと思います。

ロイヤルシティ宮城蔵王リゾートの周辺にも數(shù)カ所のスキー場があり、特に、えぼしスキー場は、車で２０分くらいで著いてしまうほどの近距離です。

　このスキー場で、冬期間に一度行われる雪上花火大會も、幻想的でとても美しいですよ。

　さて、こんないい環(huán)境に居を構(gòu)えているにもかかわらず、ウィンタースポーツをサッパリ嗜むことのない私が、冬の１日、いったい何をしているかといいますと???

　???何もしないんです。　正確にいいますと、本を読んでいます。

なんだ、ただの読書か、とお思いでしょう。そうなんです。ただの読書です。

　けれども、冬の雪の日、コーヒーを傍らに置き、リビングに設(shè)置してある薪ストーブの火を眺めながらの読書三昧というのは、私にとって、ただの読書ではない、至福のひとときなのです。

さらに、雪がやみ太陽が顔を出すと、新雪に光がキラキラと反射して、言葉に出來ない美しさです。その景色を楽しみ、再び本に沒頭。

　薪ストーブは、薪の調(diào)達がちょっと大変かもしれませんが、単なる暖房器具以上に、心を穏やかにしてくれる、癒やし効果があります。

（科學(xué)的な根拠は示せませんが、身をもって実感していることです。）

　　冬のいちばんの友、薪ストーブ。

　いろいろな趣味が、あったりなかったり、それは人それぞれ。価値観も多様です。

田舎暮らしとかスローライフとか言う場合、古民家カフェとか手作りパンの販売とかよく聞きますね。

一方で、私のように、ストーブの火を眺めてボーっとして過ごしたり、暗くなるのも忘れて読書にのめり込んだりするのも、立派なスローライフと言えるのではないかと思います。

　木々のざわめきや川のせせらぎ、鳥のさえずりに囲まれた生活。

これって実は物凄くぜいたくなことなのかもしれませんね。

　さあ、すぐそこまで春の足音が近づいて來ていますよ。

　次回は、春のおたよりができるでしょうか。

(寫真は平成30年2月撮影)